隼人「もう年末か。早いもんだな」

結衣「そうだね。隼人くんとこうして大晦日を過ごすのも久しぶりだなあ」

隼人「ああ。結衣は、来年の抱負とか決めてるのか？」

結衣「うーん……特にこれといってないんだけども。やっぱり充実した毎日を過ごしたい、かな。新しい趣味や目標を見つけたり……あと、強くならなきゃ」

隼人「強く？」

結衣「うん。依頼に何度か行って、怖い目にあったり、戦い辛い相手もいたんだけれど……それでもね、私は灼滅者だから。みんなのために頑張りたいし、守られてばかりじゃいけないと思うの」

隼人「……そっか。おまえは、もう十分……」

結衣「……隼人くん？」

隼人「いや。何でもないよ」

結衣「そう？　隼人くんの抱負も聞かせてほしいな」

隼人「俺は……俺も、強くなりたい。戦って、戦い抜いて、宿敵倒して、それから……それから……」

結衣「……パティシエさんの夢は？」

隼人「あ、ああ。もちろん叶えるよ。来年中にってのは難しいかもしれねーけど、修行は積まなきゃな」

結衣「えへへ。そうやって明確な目標があって、それを叶えるために頑張ってる隼人くんのこと、尊敬するよ。私も見習わないとね」

隼人「（寂しそうに笑い）……そっか」

結衣「？」

隼人「ああ、いや。ありがとな。……良いお年を」

結衣「うん。良いお年を」


会話に「何でもない」がやたら入るのは仕様です（ぁ
仲良しさんなんですが、お互い肝心な所には触れられない微妙な距離感があるというか。
それにしても隼人はどこまで女々しくなっていくのでしょうか。
なんとなく寂しい笑顔アイコンが欲しくなったけど、ここでしか使わない予感。
割と弱い部分は周りに察せられないよう押し殺してますからね。
結衣の前では少しだけそういう面も見せてしまうのですが、やっぱり素直になりきれず。
なんだかんだで身内の幸せを本気で妬むような男ではありません、が。
以前とは違い、迂闊に「彼女欲しい」とは言えなくなったような。
欲しいのは山々なんですが、ストライクゾーンが恐ろしく狭い上に超駄目男ですからね……そしてそのことは隼人自身も自覚してしまったので。
おかしいな、キャラ作成時は完全にネタのつもりだったのに、どうしてこうなった（汗）
クールで真面目な男だと思い込んでるのは相変わらずですけどね。馬鹿だから（笑）
サイハー終了時には成長してるといいのですが、果たしてどうなることやらです。

そんなわけで暗い感じの記事になっちゃいましたが、皆様もよいお年を。
背後もキャラも駄目な子ですが、2013年もどうか宜しくお願い致します（ぺこり）

　

結衣「あ、隼人くん……メリークリスマス！だよ～」

隼人「メリークリスマス。ほら、約束のケーキだぜ」

結衣「わあ……！　ブッシュ・ド・ノエルだ。凄い凄い！　これ、本当に隼人くんが作ったんだ……お店で売ってるみたいだよ。しばらく会わないうちに、随分お菓子作りの腕が上達してたんだね」

隼人「……そ、そうかな。サンキュ……で、結局さ。昨日はどこに行ってたんだよ」

結衣「はわ！？　えーとえーと……スカイツリー、だよ……？」

隼人「そんなとこに行ってたのか。オープンしたばっかだから混んでたんじゃねーの？」

結衣「う、うん……そう、だね……」

隼人「つか、そもそも、一人で行って楽しいものなのか？　あそこって」

結衣「た、楽しかった……よ？　うん……」

隼人「ならいいけど……」

結衣「…………」

隼人「……なんかおまえおかしくね？」

結衣「はわわ！？　そそそ、そんなことない、よ……？」

隼人「本当かー？」

結衣「ないの、何でもないったらないの！」

隼人「はあ……（絶対何かあったよな……相変わらず反応の分かりやすい奴……）」


結衣に一体何があったのか？
気になる方はリプレイ「クリスマス～天樹の上で過ごす夜」をご覧下さい。
ちなみにお相手は別背後さんです。

　

結衣「そういえば隼人くん、クリスマスの予定は決まってるの？」

隼人「あ？　俺は残念ながらねーな。一人寂しく家で過ごすことになりそうだぜ」

結衣「そうなんだ……学園の主催するパーティーにでも参加すればいいのに」

隼人「今、どうにもそういう気分じゃなくてな……」

結衣「そうなの？　何か落ち込んでることがあれば、遠慮なく相談してくれていいんだよ？」

隼人「ああ、あんがと。まあ、言いにくい話なんだけど、色々あったんだよ」

結衣「……そっかあ。元気出してね？」

隼人「ありがとよ……んで、そういう結衣はどうするつもりなんだ？」

結衣「私？　私は一人で外に出かけるつもりだよ」

隼人「へ、一人で？　俺と同じじゃねーか。別に結衣とだったら、二人で過ごしても構わないけど」

結衣「うん、ありがとう。でも……どうしても一人で出かけたくて」

隼人「ふーん……別にいいけど。どこに行くつもりなのさ」

結衣「それは、そのね。行った後のお楽しみってことで！」

隼人「なんだよ、それ」

結衣「えへへ……」

隼人「あ、まさかデートだったりして？」

結衣「違うよー。本当に一人で出かけるつもりなの！」

隼人「そうなのか……結衣こそ悩みでもあるんじゃねーの？」

結衣「別に、ないです！」

隼人「……そうですか……」

結衣「ついについに！　私達のスレイヤーカードが完成したね！」

隼人「だな！　俺のポーズ超かっけー！」

結衣「私のもリングスラッシャーが魔方陣みたいに綺麗で、素敵に描いてくれて嬉しいな♪　あ、隼人くん、解除コード決めた？」

隼人「（ギクッ）ま、まだ……だな」

結衣「……えへへ、実は私もなんだよね」

隼人「俺、センスねーからなあ……レッツクッキング！じゃ超絶ダサいし」

結衣「せっかくならカッコよく決めたいよね。良いのが浮かぶといいんだけど……」

隼人「ま、まあ、焦って考えてもしょうがないし。とりあえず、条夢絵師様に感謝だぜ！」

結衣「私も。月珠さら絵師様、ありがとう！」

というわけで。二人のスレカについてはステシを参照で。
条夢絵師様、月珠さら絵師様、本当にありがとうございました！！